5kappafamily’s blog

知人と一緒に童話を作成しています。これから挿絵を入れて絵本にしたいと思います。

Various ways of feeling   How to feel nat(自然)

かっぱ達は、空を見上げるときは決まって
大きな木々の下からなのです。
遠く広がる大空を望むより、

下から見上げる青空が好き(みたい)。

透き通って見える葉っぱの裏側は、うす~い緑。
葉と葉が重なり合っている部分はちょっとこい~い緑。
枝は影となりこい~い黒。

隙間から見える空はまっさお。
どんな名画もかなわない。

すばらしい今だけの景色。


大地に寝そべって見上げたり、
ゆっくりとした河の流れに体をあずけ、プカプカと
仰向けになりながら見上げる。

「青空の中へ雲と一緒に流れていく感覚」
大空の中に雲といっしょに浮かんでいる感じ。

わかります?

雨上がりにできる大きな水溜りに映る大空。
そこには、もくもくとした雲があり、

色が映るはずもないのに青くひろがる空。

ずーっと見つめているとやはりそこは大空。
そっと水溜りに足を踏み入れる。

「青空の中へ落ちていく感覚」
高いところから飛び込んだ時の
体がスーッとする感じ。

わかります?

「青空の中で漂っている感覚」
雲のある青空のなかで浮かんで
体がフワフワとした感じ。

わかります?

水の中なら平気でも、空を飛ぶことの出来ない
かっぱ達にとってはとっても

斬新な感覚におちいるのだそうだ。
唯一、空を飛べる感覚を味わえるひとときなんだって。



大空をそのまま見上げてはダメ。ものひとつ隔てて
見上げることの距離感から感じられる安心感。
枝やはっぱの合間から見える青空こそ
安らぎを憶えるのだそうです。