5kappafamily’s blog

知人と一緒に童話を作成しています。これから挿絵を入れて絵本にしたいと思います。

2022年 クリスマス

 

お天気に恵まれて、ポカポカ陽気で

雪化粧した富士山がきれいなクリスマスイブ。

今日はやすがっぱの発案で、

まゆがっぱのお父さんとお母さんのお墓参りということになった。

クリスマスケーキを買って、

お花ときなこや、つぶあんのおはぎと焼き団子も買い、

準備OK!

お墓の前に座って、皆でクリスマスケーキを食べ、

まゆがっぱなんか寝っ転がって、甲羅干しまで堪能していた。

 

子供に戻って、何も気にせず楽しんでしまうまゆがっぱ。

ちょっと大人になって、寝ころびたい願望を押し殺し、

常識人風に装うやすがっぱ。

お線香もほぼ燃え終わり、引き揚げ準備をし始めた

やすがっぱとまゆがっぱなんだけど、ここで、事件発生。

食べ残したケーキやおはぎを持って帰るのに

ケーキの箱にケーキが崩れないようにきれいにしまおうとして、

まゆがっぱとやすがっぱが言い争い・・・

2人のしたいことは結局は同じだったんだけど、

ちっちゃいやすがっぱは「これは自分の意見です>>」

みたいな感じだし、

まゆがっぱは、「そういう風にしようとした」と言い張り、

たかがケーキとおはぎの箱入、

されどケーキとおはぎの箱入りみたくなってて、

僕らはあきれつつ、そんな場面を当の本人たちも

そんなやり取りをとても楽しんでいた。

今年もあっいう間に一年が過ぎようとしている・・・・

やすがっぱやまゆがっぱには決して、

笑っていられない出来事も沢山あったんだろうけど、

そんなことを吹き飛ばしながら、

前を向いて進んでることを表彰してあげたいよ。

僕らはやすがっぱとまゆがっぱのどんな些細なことでも、

楽しさや喜びに変えてしまえる心意気っていうのかなぁ

そんなことにすごく惹かれるんだ。。。

もう少しでやってくる新たな年も、

皆で、いろんな発見して、沢山笑い合いたいよね。

*1; font-size: 200%;">5がっぱの名前の由来

*2; letter-spacing: normal; text-align: center;">僕ら5がっぱは、毎日色んな出会いをして、

色んな体験をして、泣いたり・笑ったり・怒ったり・落ち込んだり,

飛び上がらんばかりの大喜びする日々を送っている。

僕ら5がっぱがそんな風にはつらつと生活できる世界を

やすがっぱとまゆがっぱが大切に作り上げてくれているからなんだぁ。

何にでも興味を持って、自分の気持ち正直にぶつけていく

やすがっぱとまゆがっぱは、いつだって向き合ったもの・人・動物

を慈しんでとても素敵で・・・だから大好きなんだ。

 

そんなやすがっぱとまゆがっぱの大好きな物・・・。

2人の大事にしている心のよりどころとなっているものから、

僕ら5がっぱは名前とつけてもらった。

 

★僕は空(そら)

5がっぱの中では、1番身体が大きいんだ。そして1番の力持ち。

だけど、ちょっとしたことで、喉が痛くなっちゃったり、お腹こわしちゃったり、熱を出しちゃったりして、

まゆがっぱからは身体が弱いとレッテルを貼られてしまっている・・・これが悔しいんだー。

でも、身体が大きくて、力持ちな僕が皆を、大事なものを、絶対守る!って、決めてるんだ。

 

★僕は風(ふぅ)

どっちかって言うと、小さなことは気にしない。

ゆったり構えて、下を向かず、皆で一緒に前をむいて歩いていけば、

何とかなるって思ってる。

おおらかと言ってほしいんだけど、まゆがっぱは、

大雑把で、いい加減って僕をイジルるんだ。

これは、どうもやすがっぱも同じみたいでいつも一緒に、

ブイブイ言われてる・・・ねぇ、やすがっぱ、心外だよね。。。

僕、風は、皆の周りを心地よく通り過ぎていく風でいたいんだぁ。。。

 

★僕は陽(よぅ)

5がっぱの中では、ピカいちの明るい性格。

皆が笑っているのを見るのが大好き。でもさ、

笑っていることができないことも、苦しいことも日々沢山遭遇する・・・。

そんな時こそ、何も役に立たないかもしれないけど、

傍にいて、あったかく包みこんであげたいといつも思ってるんだぁ。。。

 

★僕は岳(がく)

僕は、5がっぱの中ではおっとり・のほほん・おとなしいタイプ。

だけど、気持ちだけは、誰にも負けないくらい熱いし、

誰をも優しく見守りたいと思ってる。

自己表現もあまり上手くないけど、そんな僕を皆は十分理解してくれていて、

頼ってくれることがすっごく嬉しいんだ。。。

あとね、これまでうまく人を頼ったり甘えたりするのも大の苦手だったんだけど、

やすがっぱやまゆがっぱと生活をするうちに、気負わずに

自分を出せるようになってきて、

自分もそんなふうに人を癒せる力を持てるようになりたいと思ってるんだ。

 

★僕は走(そう)

5がっぱ中、1番の運動神経の持ち主。

やすがっぱも空手や、フットサルや、ツーリング、マラソンなど

何のスポーツも器用にこなすけど、僕だって、負けていません。

水の中なんてやすがっぱよりスーイスイ、当たり前かぁ・・・。

でも、陸の上だって、頑張ってるよ、マラソン

だけど、まゆがっぱはホントに運動音痴で、

朝霧高原のフェスで、大縄跳びに挑戦した時には、

何度やっても、縄に引っ掛かって飛べず、すごく凹んでたよなぁ・・・。

穴があったら、はいりたいって、そういえば、言ってたっけ・・・。

そんな運痴のまゆがっぱも、マラソンはその頃、けっこう早かった・・・。

走るサークルのメンバーにホイホイのせられて、かなり努力の走りこみをしたんだ

と推測される・・・(まゆがっぱのことだからねぇ・・)

そして、話はさらに遡るけど。

やすがっぱとまゆがっぱがそろってマラソン大会に参加した時、

僕ら5がっぱと出会う少し前らしい・・が。

アップルマラソンゴール直前のこと。まゆがっぱが先に走っていて、

それを後方で見つけたやすがっぱは、ひたひた後ろについて走り、

ゴール手前で、姑息にも、「ヘ~イ!」まゆがっぱをいきなり追いぬき

先にゴールを決めたらしい・・・。

小っさすぎる!!とまゆがっぱは大あきれだったそうな。

そして、もうひとつ。

「小っさすぎる」大っきなやすがっぱには、まゆがっぱに物申したい出来事があった。。。

いつもまゆがっぱから「小っさ~」と言われてしまうおおがっぱだけど、

まゆがっぱもなかなかの小っささを発揮している。

この小っささはまゆがっぱの負けず嫌いから発揮されたものなんだろうけどね・・・。

この日は、猿橋から左へ逸れて、やすがっぱが気になった小道をどんどん進んでいった。どんなところに行くんだろうって、やすがっぱもまゆがっぱもワクワクしながら、

初めて見る景色を楽しんでいた。

山間の小さな集落に集会場みたいな雰囲気の建物を発見。

裏には小川がながれていて、サラサラと水の流れる音がとても心地よくて、

水しぶきがキラキラだったなぁ・・・

発見したその建物には、卓球台がおかれていた。

そして、建物には張り紙があって、「ご自由にお使いください」って書いてあった。

さっそくやすがっぱとまゆがっぱの卓球バトルが始まったんだけど、

こういう場合、器用にソツないやすがっぱが優勢となることは、

僕ら5がっぱには当たり前だったし、多分、まゆがっぱ自身も

そんなことは百も承知の上だったろうに・・・。

負けても負けても、卓球の球を追いかけては、

サーブするまゆがっぱ・・・。僕ら5がっぱは「こりゃ大変だぁ」と

やすがっぱに同情しつつ、裏の小川でプカプカ日光浴を楽しんでた。

すると、繰り返しつづけるもんだよねぇ・・・まゆがっぱが勝った!

と、次の瞬間。

勝利するやいなや、まゆがっぱはパンとラケットを卓球台に置き、

勝手にゲームをおしまいにしてしまった。

あっけとあきれ顔のやすがっぱ。

僕ら5がっぱは、まゆがっぱから聞いていたあのマラソン大会のゴール前の

やすがっぱの抜き去り事件を咄嗟に思い出してた。

やすがっぱとまゆがっぱは「することなすことそっくりだよなぁ・・・」

僕ら5がっぱから見ると、どっちもどっち・・・ホント笑っちゃうね。

でも、僕ら5がっぱは知ってる・・・あの勝利はやすがっぱが手をわざと抜いたからで・・・

ホントに勝てたわけではなさそうだとまゆがっぱが思ってること。。。

本当はどうだったんだろうねぇ・・・

 

もとい。話がいったりきたりしてしまったけど、

僕ら5がっぱがやすがっぱとまゆがっぱと出会うずっと前、

2人の出会いのきっかけはホノルルマラソンだったんだって・・・。

まゆがっぱは僕ら5がっぱによく話すんだ・・・。

やすがっぱと一緒の時を過ごしたいって思う限り、ほんの少ししか走れなくても、

どんなに遅くても、出会うきっかけになったマラソンは、

やすがっぱとの時間を色褪せさせないために走り続けるんだって・・・。

だから、僕の走って言う名前、僕の中では、自慢なんだ・・・。

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*1; letter-spacing: normal; text-align: center;">かっぱ見聞録               お気に入りの         

     秘密の場所

*2; letter-spacing: normal; text-align: center;">第10作

*3; letter-spacing: normal; text-align: center;">

 

プロローグ

 

やすがっぱとまゆがっぱには、

お気に入りの秘密の場所がいくつかあるんだ。

はじめは一ヶ所しかなかったけど、

ここ最近は数ヶ所見つけたようで、

ちょっとずつテリトリーを広げている。

大好きな富士山を誰にも邪魔されずに独り占めできて、

すべての束縛から解放される場所・・・

そんなお気に入りの秘密の場所で、木々の緑や青い空を、

夜には満点の星をながめ、お肉を焼いてご飯を食べたり、

お昼寝したり、キャンプしたりを楽しんでる。

 

僕ら5がっぱは、といえば、

しか君やいのししさんやウサぴょんたちと

山の中を走り回って遊ぶのが大好き。

遊び疲れて、やすがっぱやまゆがっぱのおなかの上での

お昼寝するのも気に入っている・・・

これがふかふかで二人の呼吸でおこるおなかの

上下動がゆりかごみたいで最高にきもちいい!

やすがっぱとまゆがっぱは、バーベキューやお昼寝を楽しんだ後に

山のふもとの温泉につかるのも楽しみの一つにしている。

僕ら5がっぱもひそかにお皿と甲羅を隠して、お風呂で泳いでるんだけどね・・・

あったかですっごく気持ちいい。これははじめての体験。

川も良いけど、温泉っていうのも、悪くない、うん!

僕ら5がっぱも温泉が大好きになった。

 

そして、お山の夜の醍醐味は、ナイトサファリ。

やすがっぱとまゆがっぱは、温泉から上がっての帰り道、

夜の山の動物たちとの思いがけない出会いに

ドキドキ・ワクワクしている。

やすがっぱとまゆがっぱが大事に、大事にしているお山の動物たち・・・

お山の自然を愛する2人だから、出会えたお山の動物たち・・・

 

1.テン君へ

 

やすがっぱとまゆがっぱは温泉を出た後の、ナイトサファリツアー。

その日は、山の下り道に、木の枝に光る目を見つけた。

枝から下がる黄色と先っぽが白い尻尾、テン君だったよう・・・

そのときには、近くでは見ることができなかったけれど。。。

 

それから何年経っただろう…いつもの秘密の場所に向かっている途中、

やすがっぱが道路わきにテン君を見つけた。

でも、テン君は動かなかった・・・冷たくなっていた・・・

それでも、テン君は愛らしく美しい姿をしていたんだ。

あの夜、木の枝から、自分を見つけて喜んでくれたことが

嬉しかったテン君が、やすがっぱとまゆがっぱに

お別れの挨拶をしに来たのかもしれない、とぼくら5がっぱは思った。

まゆがっぱは、野性児のようだけど、

実は6本足や8本足の生き物があまり得意ではないし、怖いらしい・・・

絶対、自分では触ったりしないんだけど、

死骸のテン君を自分で埋めてあげるのだと言って、穴を掘って、

いとおしそうにその穴にテン君を埋めてあげていた・・・

その時、まゆがっぱは、テン君に声をかけてた・・・

何で死んじゃったの?会いにきてくれてありがとって。

これからは痛い思いや悲しい思いをせずに、楽しく暮らしていくんだよって。

ぼくら5がっぱのかっぱ姫らしいよなぁ・・・、

死んでしまったテン君に自分ができることを一生懸命していた・・。

 

その数週間後、その山道を通った時、

テン君を埋めた穴が掘り返されているのを発見した。

僕ら5がっぱもショックだったけど、

まゆがっぱもかなりショックだったよう・・・

やすがっぱは自然界はこうやって生態系が保たれているのだから・・・

とまゆがっぱをなぐさめていた。

数日後、やすがっぱは、テン君、食べたのだーれだ?・・・と

得意の絵を描いて、テン君を思い出リストにのせてくれたんだ。

やすがっぱとまゆがっぱは最高のバディだよね、ホント。感動・・・。

 

2.三つ子のウリ坊へ

 

富士山の眺めが最高な道志の山合いに、

ほんの少しせり出すようにしてできている小さな小高い丘がある。

ここがやすがっぱとまゆがっぱの秘密の場所の第1号。

今日も絶好のお天気に誘われて、秘密の場所1号で、

僕ら5がっぱは、やすがっぱとまゆがっぱと一緒にのんびりタイム。

いつものように動けなくなるくらいお腹いっぱいに

お肉やたこ焼きやおいなりさんをたいらげ、

暖かな日差しの中、やすがっぱとまゆがっぱのお腹の上で、

思いっきりお昼寝を楽しんだ。

目を覚ますと、富士山が夕焼けに染まって茜色・・・

すっごくきれい・・・

心が洗われるってこんな気持ち・・なんだろうなぁ・・

そしたら、まゆがっぱが、いろいろな物や人を大事に思いやることが

できるあったかな気持ちを持ってるから、

夕日に染まる富士山をそんな風に感じることができるんだよって、

教えてくれた。

僕らもまんざらでもないでしょ・・・えっへん!

そんなあったかハートの僕ら5がっぱとやすがっぱ・まゆがっぱは、

この後、もっと心がポカポカになる出来事に遭遇する・・・

食べて、寝て、・・富士山も堪能して、いざ至極の癒し、

ふもとの温泉へ向かって、山を下ろうとしたそのとき、

僕らのすぐ目の前を、ずんぐりむっくりまんまるウリ坊たちが

きちんと一列に並んで道路を横切ろうとしていた。

ウリ坊3兄弟は、ふかふかまんまる。僕ら5がっぱに驚いて、

先頭のウリ坊が横切るのをためらい立ち止まぅてしまった。

進むべきか・戻るべきか一瞬戸惑ったんだろうなぁ。

先頭のウリ兄が急に止まったから、2、3番目にいるウリちゃんが

ぶつかりそうになって、あたふたしていた。

でも、どうやら先へ進むことにしたらしい・・・

やすがっぱもまゆがっぱもそっーと物音をたてないよう、

ウリ3兄弟を見守ってたっけ。

やすがっぱとまゆがっぱは、

「驚かしてごめんね・・・ゆっくりでいいよ・・・気をつけていけよ・・・」

「ずっと元気で、仲良く暮らして行けよ・・・」って、

ウリ坊3兄弟に話しかけけてた。

夕焼けの空が、茜色に染まり、

言葉にできないほど美しく目に映ったよ・・・

僕ら5がっぱは、やすがっぱとまゆがっぱに出会えたこと・・

生涯の宝物だと、この日もそう思ったんだ。

 

3.ヤモリンへ

 

最近、やすがっぱとまゆがっぱにはお気に入りの場所が増えたんだ・・・

今日の集合は早川だからねっ・・・ちょっと遠いから、

早くに出発するようにって、まゆがっから僕らは500円玉をもらった。

早川??。

いつもの道志や秋山や山中湖や河口湖もどんどん過ぎて、

本栖湖からひと山を越えたとこに、

新たなお気に入りの場所を見つけたみたい。

大きな富士川の支流になるのかなぁ・・・

そこが早川だった・・・

やすがっぱとまゆがっぱのお気に入りに認定された、

そこは、緑濃く、日向の匂いと川の水音が心地良い場所で、

僕ら5がっぱもすっごく気に入ったんだ。

最初は、やすがっぱが先に見つけて、あまりにも感動。

絶対にまゆがっぱを連れてこなければって・・・

思ったんだって。

2人そろって、初めて早川を訪れたとき、

川沿いに鹿さんやいのさんたちを狩って、

その肉を加工する処理工場を見つけた。

その加工場には、鹿さんやいのさんを追って仕留めるための

ワン君たちが飼われていたんだけど、まだ狩猟にはいけない

子犬たちが尻尾を振り振りして、じゃれてきて可愛いくってさ。

まゆがっぱはその子犬たちと遊んで、すごくたのしかったみたい。

なぜか、ウズちゃんも飼われていた・・・

そのウズちゃんたちもなんか可愛くてさぁ・・・

さらに、その加工場の先に、小学校の跡地を利用した宿泊施設を見つけた。

やすがっぱもまゆがっぱも、その小学校を再利用した施設に

泊まってみたそうにしていた。

僕らは絶対、2人は近いうちに、ここに泊まりに来るだろうなぁって見てた・・

 

それから、1年も経たずに、やはり2人はこの小学校を再利用した

施設の裏山ログハウスにお泊まりしにやってきた。

その日は、あいにくの大雨になっちゃったけど、

ログハウスで焼き肉したり、温泉つかったりして、

のんびりを楽しむことにした。

この温泉が硫黄臭くて、まいっちゃったけどね・・・

硫黄の匂いが嫌いなやすがっぱにとっては、

お気に入りリストの大きな減点になってしまったようだ。

 

追伸1

 

あの鹿さん・いのさんの天敵となるであろう狩猟犬の子犬たちは、

その時には、大きくなっていて、子犬でなくなっていた。

でも、僕ら5がっぱとやすがっぱ・まゆがっぱを見つけても、

そっけなく目を向けて、いぶかしげにしてるだけだった。

まゆがっぱはそんなワン君たちに少し寂しそう・・で、

つまんない大人になったねぇと言ってたっけ。

鹿さんやいのさんを追わされて、甘いばかりの日々でなくて、

無邪気にじぁれることができなくなってしまったんだって・・・

僕ら5がっぱは思うんだ。

 

追伸2

 

これは、早川から、家に帰ってから発覚したことなんだけど・・・。

やすがっぱとまゆがっぱと僕ら5がっぱはお腹いっぱい食べて、

くぅくぅすやすや・・夢の中にいたころ、大変なことが起きていた。

 

翌日、お天気は回復。

早川から離れ、少し山を登った雨畑の見晴らしの良い道路で、

ほうれん草盛りだくさんのラーメンをつくって食べて、お昼寝・・・

早川を満喫して家路に着いた。

家に帰って、まゆがっぱは洗濯物をカバンから出して、

洗濯かごに放り込み、カバンのところへ戻ってくると、

カバンから、黒いものがでてきたとこだった。

その動く黒いものはカバンから降り立って床にはりついた。

どうやら、ヤモリの子供らしい・・・

床に張り付いたヤモリン。

それを身動きせず見つめるまゆがっぱ。

互いにしばしの沈黙。睨みあいを続け、互いに相手の出方をさぐっている

ヤモリンとまゆがっぱの間には、

「アンタ、誰?」「そっちこそ・・」みたいな無言のやりとりが

されていたんだろうと思う。

この瞬間に、まゆがっぱは、頭をぐるぐる回転させてた・・・

次に早川に行くまで一緒に暮らす?

餌はどうする?駄目!生きた虫しか食べないはず・・

飼えない・・

そこまで考えたとき、ヤモリンが動きはじめた・・・

見失ってはいけない・・

とっさにまゆがっぱはヤモリンをつかんだ・・・

でも、ヤモリンの手には吸盤があるから、床からなかなかはなれない・・・

それでも、何とかヤモリンを床からはがし、

ガムがはいっていた入れ物に入れることに成功。

まゆがっぱは実は虫が苦手、なのに必死だったんだろうなぁ・・

 

初めて、手にヤモリンを噛んでみたら、真っ黒で、

オタマジャクシ見たな頭で、手がカエルみたいで、

まゆがっぱはヤモリンをかわいいと思えたらしい・・

このガムがはいっていた容器にいれておいても死んでしまう・・・

こいつのために一番良いこと・・・

早川に返してあげること・・・

でも、できる?できない?・・

自問自答してたまゆがっぱ。

結局、まゆがっぱはそのヤモリンをいれた容器をもって外に出た。

せめて、こいつに自分がしてあげれること・・・

それは、ヤモリンがこれから何とか生きていける場所へ

はなしてあげることだと考えたらしい。

「早川のおうちに返してあげられなくて、ごめんね・・」

お母さんやお父さんと離れ離れになってしまうけど、

さびしくなったら、まゆがっぱん家に戻っておいでって、

言いながら、近くの土があって草や木が茂っている

木造の古びたお家の庭に放してあげたんだ。

ここでなら、新しいヤモリンの棲家になる、なるはず・・・

と信じたかっただろうなぁ・・・

「また、出会えることがあったらいいね・・・

きっとたくさんお友達を作って、

ヤモリンは元気に暮らしていくよ・・まゆがっぱ」

と、僕ら5がっぱはそう声をかけたかった。

でも、ヤモリンが姿を消してもなかなかその場から

離れることができなかったまゆがっぱに、そう声をかけることはできず、

ただまゆがっぱと一緒にそこにしゃがみこんでた。           

 

早川のログハウスに住んでたヤモリン。

夜中に大はしゃぎで遊んでいたら、

黒いカバンの中のふかふかタオルを見つけて、

そこで気持ちよく眠りこんでしまったんだろうなぁ・・

気がついてみたら、やけに明るい近代的な電気のフロアが広がって、

さぞビックリしただろうなぁ

さらに知らない奴が目の前に立ちはだかっていて・・・

睨みつけられててさ・・・

僕ら5がっぱは、そのまゆがっぱVSヤモリンの光景が

今では可笑しくて、可笑しくて・・・。

 

まゆがっぱはヤモリンを早川に返してあげたくて・・・

ツバメ宅急便という物語を現在リライトしている・・・

ヤモリン、ファイト~!

 

4.ウズちやんへ

 

やすがっぱやまゆがっぱが、

うずら君たちに親近感を抱くようになった

お気に入りの場所がある。

藤野から陣馬山に向かう登山道の入り口で、

登山者が下りてきたり、登っていったりするから、

独り占めを楽しむことはできないんだけど、桜の季節には、

遠くに望む景色と桜の花びらがとても素敵なところがあるんだ。

初めて訪れたときには、ツリーハウスのような感じに仕立てた

見晴らし台があったんだけど・・・なくなってしまって残念・・・

その見晴らし台で景色を楽しんでいたとき、

やすがっぱの首筋に桜の木から毛虫が落ちてきて、

ビックリしたのを覚えているよ。

その桜の広場から山道に少し入ると、

木々で日差しが届かず薄暗い木々の下で、なんか」

ぐぅ・・ぐぅ・・・と音がしていた。

そのそばを山水が流れていたから、

どうやらカエル君たちの泣き声らしい・・

やすがっぱとまゆがっぱは、この、ぐぅ・・・という

地面の下から聞こえてくるカエル君たちの泣き声の発見にとても喜んでいた。

そして、まゆがっぱは、ここで悔しい思いをすることになったんだ。。。

ここでも、好きな物づくしのご飯をほおばり、やすがっぱはお昼寝・・。

まゆがっぱは腹ごなしに散歩をしていた。

やすがっぱが目を覚ましたちょうどその時、

登山道と畑の間の道で、ウズちゃんが道を横切ろうと

ひょこひょこ歩いていたのをみつけた。

これにもやすがっぱはすっごく喜んでいたっけ。

このことを、さっそくやすがっぱがまゆがっぱに話すと、

「えっえ~見たかった」とまゆがっぱはとても残念そう・・・

いやいや、僕ら5がっぱは思う。残念というよりやすがっぱ1人だけ、

うずちゃんを見たと悔しい思いのほうが大きかったはず。

だって、その後、その桜のきれいなお気に入りの場所を訪れた時、

ウズちゃんを見たくて、やすがっぱがお昼寝していると、一人でそそくさと

ウズちゃん探しの散歩をしているんだから・・さ。

やすがっぱ、気がついてるかなぁ・・・。

 

5.ケロッピィたちへ

 

やすがっぱとまゆがっぱのお気に入りの場所を見つける

探究心はさらにどんどん拡がっていて、

最近は、道志や秋山を越え、都留を超え、

富士山周りで過ごすことが多くなっている。

富士山の裾野原で、フジヤンに話しかけながら、

ご飯を炊いて、お肉を焼いて、思いっきり食べる・・・

そして、カッコウ君(これは、やすがっぱとまゆがっぱだけの

何の根拠もない定義なんだけど、カッコウはひと山に3羽いるらしい・・・

なんか恥ずかしいから他の人には言えないんだけどね、

そういうことにしておこうって、僕ら5がっぱは思ってるんだ)

セミ君や虫の声を子守唄にお昼寝・・・。

 

心と身体の栄養補給を満喫して、身体を整えに温泉へ向かう。

この日は、都留の温泉で、熱波というのを体験した。

ものすごく暑くて、僕ら5がっぱにはお皿の水が干上がっちゃうから無理だけど、

やすがっぱとまゆがっぱは気にいってたみたいだ。

温泉からの帰り道、熱波に参加して、汗だくになって喉が渇いたらしく、

やすがっぱとまゆがっぱは、山梨にしかないハッピードリンクという

自動販売機に立ち寄った。

 

自販機を照らす明るい電気にいろいろな虫たちが貼り付いている・・・と、

虫だけではない・・・

その虫たちを目当てに近くの水田に住むアマガエル君たちがやってきて、

自販機に貼りついてた。自販機の突起にお尻を乗せて、休みながら虫待ちをする

アマガエル君もいたりして、そこは、ケロッピィたちの楽園、

ケロッピィビュッフェになっていた。

その虫待ちする姿を発見したやすがっぱとまゆがっぱは

とても楽しそうで・・・ケロッピィたちが虫をパクリするまで、

ケロッピィのご飯待ちをした。

僕ら5がっぱも一緒に、そのご飯待ちをして、気がついた・・・

ケロッピィたちは結構、臆病らしい・・・

自分より大きい虫が怖いみたいで、大きい虫が近くに来ると.後ずさりして、

食べることができないでいた。笑えるでしょ・・・

 

そして、僕ら5がっぱはふと、思った・・・

これってさぁ、よくまゆがっぱが、やすがっぱに対して、

口にするあのひと言。

「でかいずう体して、ちっちゃ~」ってやつ。。。

ケロッピィもやすがっぱもきっとセンシティブなんだよねっ・・・

 

ケロッピィと言えば・・・もうひとつ。

まゆがっぱとお皿だけ水面に浮かべた僕ら5がっぱがさぁ、

いつものようにぬるーい温泉でのんびりしているところに、

いきなりケロッピィが温泉ダイブしてきたことがあったんだ。

温泉のスタッフの人からビート板を受け取ったまゆがっぱが

その泳ぐケロッピィを乗せて、スタッフに手渡したんだけど、

ビート板を受け取ったスタッフはケロッピィの乗ったビート板を外に出して、

パンパンとたたいて放ってた。

ビート板の上のケロッピィは目を閉じて、気持ち良さそうにしてたのにさっ・・・

僕ら5がっぱもやすがっぱやまゆがっぱに連れられて、

初めて温泉に入った時、温泉もありって思うくらい気持ちよかったから、

ケロッピィにももっと温泉堪能させてあげたかったよなぁ。。。

6.まだ見ぬヤマネ君へ

 

やすがっぱとまゆがっぱには、

道志や秋山や富士山や鹿留・早川etc

お気に入りの野山・川辺がホントにいっぱいある。。。

でも、厳しい自然現象の大雪だったり、

台風の土砂崩れなどで行きたいのに行けない場所が沢山できてしまって、

新たなる秘密の場所探しにも、とても一生懸命だ。

頑張って探してるうちに大失敗もいうことも少なくないんだぁ・・・

たとえば、秋山道を逸れて、小道の坂道をどんどん登って行って、

タンちゃんを脱輪させてしまってJAFの御厄介になったり、

富士ヶ峰の絶好の景色が広がる野原が馬糞の海と気付かず、

ウェイ君が馬糞にはまり、動けなくなってしまったり。

この時は、やすがっぱもまゆがっぱもウェイ君を馬糞の海から

脱出させるために大苦戦。JAFのお世話にならずに済んだけど、

お昼寝用毛布や藁をタイヤの下に引いたり、

何とか馬糞の海から抜け出せたときには、

2人とも馬糞まみれになってたよね・・・

こんなことが起こると、やすがっぱはもうそこが大嫌いになって、

二度とそこへ行こうとは言わない。

まゆがっぱは、そんなところでもやすがっぱが

そこを嫌いなままで居ることがすごく悲しい・・と思ってる。

一度は嫌な思いしても、次にはその失敗を活かして、

「やっぱりここもいいね」って

やすがっぱが思ってくれるようになったらいいなぁと思ってるんだ。

この間、富士ヶ峰の野原には、もう一度行って、

野原の中に入りこまず、お昼寝を楽しめたから、

その時はやすがっぱの嫌いなところが

ひとつ減って良かったって、まゆがっぱはホクホクしてたみたい・・・

やすがっぱと2人で訪れた場所はどんなとこだって

大事な思い出にしておきたいんだろうなぁ、

まゆがっぱは、さっ。

 

(すっかり前置きが長くなってしまったけど、)

冬の雪まじりの日。

こんな日は、否応なく行動範囲がかぎられてしまう。

この日、やすがっぱとまゆがっぱは仕方なく、

雪見ドライブを楽しむことにした。

以前、自転車でツーリングを楽しんだりしていた青梅方面。

今日は外では遊べない・・・ね。

でも、雪景色の山や川は風情いっぱいだよ・・・

今日は、雪見風呂にしよっ、ねっ!

数馬温泉、ヤマネ君が遊びに出てきたんだってさぁ・・・

動画でヤマネ君が遊びに来た様子が流れてた。

背中に一本線をしょっている

(僕ら5がっぱだって甲羅をしょっているよ・・)。

お目目がクリクリまん丸・ピンピンおひげがすっごく愛らしい。

民家の布団の中で丸まって冬眠していて、

ころころ転がって発見されたり、木の幹から発見されたり・・・

とけっこう世間を騒がせている。青梅のアイドルだ。

家にも冬眠に来ないかなぁ・・・とまゆがっぱは、

ヤマネ君に会いたいらしい・・・。

巣箱をかけて、ヤマネ君観察しようと言ってたけど、

まだ実現できてないよ。。。

まゆがっぱぁ・・・

ヤマネ君の巣、かけにいこうよぉ~。

そしたらきっと会えるよ・・・。

7.おとぼけアナグマ君へ

 

いつもの秘密の場所からの帰り道。

目に縦線が走っているデビルマンのような顔立ちのアナグマ君に出会った。

僕らに見つかったことに気がつくと、アナグマ君は猛ダッシュをかけた。

そして、山の斜面に姿を消した、と思ったらその斜面にはアナグマ君の巣穴があったらしく、

そこへ逃げ込んで安心したらしく、

アナグマ君は再び、巣穴から顔だけを出して、

「へへーん、君たちなんかには捕まらないよ~」と言わんばかりに、

こちらを勝ち誇ったようにながめてた。。。

 

僕ら5がっぱは、負けずに「君のお家がそこだって、わかっちゃったもんね~」と

対抗したんだけど、やすがっぱとまゆがっぱは、

そのアナグマ君の住む穴の入口にアーモンドやクルミを置いてあげてた。。。

2人らしいよね。

それからもアナグマ君がお引っ越して、居なくなってしまうまで、

何度もナッツを置いてあげてたんだ。

また、穴から顔を出さないかなと期待しながらね!

今もおとぼけ顔で元気に暮らしているといいよなぁ、アナグマ君。

きっと、やすがっぱやまゆがっぱは僕らより、それを願っているんだと思うんだ。。

 

ぼくら5がっぱには、アナグマ君と以前にも出会ってたんだぁ・・・。

夏の暑い日、藤野と上野原の間になるのかなぁ・・・やすがっぱがみつけた川原・・・。

葦が生い茂っていて、夏の涼をとるには、静かでなかなか良い場所。

いつものようにやすがっぱは、川に飛びこんではしゃいでたし、

それをまゆがっぱはのんびり河原で眺めてた。

そこへ川をわたっていたのがアナグマ君だった。

川からでて、お腹から水をポトポト滴らせながら、

立ち止ってやすがっぱを見た。

そして、あせりもせず、トコトコ歩きだし、

もう一度立ち止まって、やすがっぱを二度見しながら、

トコトコ草の茂みに消えていった。

まゆがっぱに言わせると、その頃のやすがっぱは、

ゲゲゲの鬼太郎に登場してくるぬりかべさんをもっと薄っぺらくして、

頼りなげだったと・・・。

アナグマ君は、そのやすがっぱを「大丈夫か、あのひょろっちょい奴」と

二度見したんだという。

この時、やすがっぱは、スポーツクラブに通い始め、

ホットヨガや複合トレーニングに凝っていた時期だった。                                                                                                                   

生活リズムが変わり、体重がどんどん落ちてて、

プラス食事制限もシビアに実践してたから、体力も落ちていってた。

当の本人は、運動と食事制限の効果が面白いくらいにあがっていたから、

身体に良くないなんて考えていなかったんだろうなぁ。

でも、まゆがっぱはいつもいつも・・・疲れたって言って、

覇気がないやすがっぱが心配で仕方なかったんだ。

だから、やすがっぱを二度見したアナグマ君の言葉をそう表現した。

 

やすがっぱはどーーーーんとしてるのがやすがっぱ。

今は薄っぺらいなんてかけらもなくて、あの頃が嘘みたいだけど、

今が素敵で大好きだと僕らにそっと耳打ちしてくれる。。。

僕らもパンパンのやすがっぱのほうが勿論大好きだ!

ずっと、やすがっぱと一緒に過ごしてきたまゆがっぱは、

とっても素敵な年齢の重ね方をしているとやすがっぱのことを

僕ら5がっぱにこうも話す・・・。

ホントにそうだ・・・ね。

おわり

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*1; letter-spacing: normal; text-align: center;">5がっぱの日記帳
*2; letter-spacing: normal; text-align: center;">第13作

*3; letter-spacing: normal; text-align: center;">1.変な癖 編

 

やすがっぱとまゆがっぱのお山ご飯・・・

二人はお山に行く前に、食料を調達しにスーパーへ立ち寄る。

自分たちの食べたい物を次から次へと買い物カゴに入れていくんだけど、

その量といったら、尋常じぁない・・・

そんなに食べられるはずないと思うほど、カゴに放り込む。

お山で食べるご飯は、何だって最高のごちそうになるから、

そんな大量のお肉やたこ焼きややきそばやサラダも、

帰る頃にはほとんどがなくなってしまうんだけどね・・・

 

ぼくら5がっぱは、というと、まゆがっぱから手渡される500円玉で、

まだ食べたことがない物を見つけては舌鼓を打つんだけど・・・

やすがっぱとまゆがっぱが今日は何を買うのだろうと気になって、

物陰に隠れて、二人の様子を追ってたりする。

やすがっぱは、まゆがっぱが喜ぶことが嬉しいから、量なんて考えず、

あれもこれもカゴに放り込んでいく・・・、

まゆがっぱに「そんなに食べられないよっ・・」って、

ブイブイ言われながらね・・・笑っちゃうでしょ・・

 

買い物中もお山にたどり着くまでの道のりでも、

まゆがっぱはやすがっぱに自分が見たり聞いたりして

嬉しかったこと・怒ったこと・悲しかったことを

とにかくしゃべりまくる・・・この勢いはすごいんだ・・・

僕ら5がっぱだって、聞いてるふりして流してることがしょっちゅうなんだ、

ホントはね・・・(まゆがっぱ、怒るだろうなぁ)

そして、やすがっぱも一生懸命聞いてあげてるけど・・・

よく「聞いてないでしょ」って怒られてる。

(やすがっぱも大変だね・・って僕ら5がっぱも、うなづいてる・・・)

だけど、そんな二人のやり取りで、道中もなかなか楽しい時間になるんだ。

 

このおしゃべりタイムで、笑っちゃうことがあるんだ・・・

まゆがっぱには、感情を表す言葉に癖がある。

当の本人はその癖に全く気がついていない。

なんかまゆがっぱって、しっかりしてそうなのに、

そういうとこが超ドン臭いんだ・・・

(僕らはそんなドン臭まゆがっぱも押しなんだけどね。)

 

そうそう、そのまゆがっぱの癖なんだけど、

何かに驚いたりした時に、「ハァッ!」って息を吐くんじぁなくて、

思い切り吸うんだよねぇ・・

これが独特でさっ、見てると面白いんだ。

僕ら5がっぱがそう思うんだから、

いつも弾丸のように話を聞かされているやすがっぱも、もちろん気がついてる。

 

この間、やすがっぱが、このまゆがっぱの「はぁ~っ」を真似して、

まゆがっぱ話に返しをしたら、ほんと笑っちゃうんだ。

「何をそんな大げさにっ・・・」って、

まゆがっぱは呆れたようにやすがっぱに返していた・・・

その時のやすがっぱの顔ったら・・・可笑しくて、可笑しくて・・・

まゆがっぱはその「はぁ~っ」が自分の真似なんて、

全然わかってないから、僕ら5がっぱは腹を抱えて笑った。

 

こりゃ駄目だわと思ったらしく、やすがっぱは

「大げさって言うけど、まゆがっぱがいつもやっているやつだよっ」って、

まゆがっパに告白した。

それこそ「はぁ~っ」って息吸いながら、

ようやく事の成行きが見えたようで、くの字になって、

お腹を抱えて笑い転げていたまゆがっぱだったなぁ・・・(楽しすぎるでしょ!)

 

もうひとつ、まゆがっぱの癖。

痛い思いをしたとき、皆「痛い!」とか「いたっっ」とかって口に出すけど、

まゆがっぱは「イッ!」で止めるんだよね。

僕ら5がっぱは、こんな風に思うんだ・・・

まゆがっぱは痛いことは、自分の中の負の部分だから、

外に出したくない・・でも痛い・・・だから「イッ!」で止めてる。

あと、周りが気にかけないように「イッ!」で止めてる。

やすがっぱはどう思う?

 

2.やすがっぱのご飯休憩 編

 

最近のやすがっぱとまゆがっぱのお山でのひとときは、

もっぱら、食べているか、お昼寝しているかがほとんどを占めている。

ぼくら5がっぱはといえば、山や森をごそごそ探索して、

鹿さんやうさぴょんや夏にめっぽう弱いアナグマ君(日差しの強い暑い日には、

日射病でフラフラになってるんだもん)

たちとおいかけっこなんかして動き回って、疲れると、

水辺を見つけて空をながめてプカプカ浮いてるのがお気に入りなんだ。

僕ら5がっぱが、やすがっぱとまゆがっぱと出会った頃の二人も

今となっては信じがたいほど、アクティブなお山での

過ごし方をしてたけどねぇ・・・やっぱ年をとったのかなぁ・・・

 

お山でのご飯タイム。いろいろな物が目の前に並ぶと、

景色なんてそっちのけでどこのはいるのか・・・

不思議なくらいにやすがっぱとまゆがっぱのお腹の中に消えていく・・・

二人には食べ方に違いがあると、僕ら5がっぱは思う。

まゆがっぱはとにかく、片っぱしからお腹がパンパンになるまで

一気に食べて、苦しいと言いながらお昼寝。

 

やすがっぱは、ある程度食べたい物を食べると、

食欲より眠気が勝ってきて、お昼寝に突入。でも、これは、

やすがっぱにとってはご飯の小休止らしい・・・。

小休止の後、再び食べ始める。

その時の欲求に身をまかせるのが、やすがっぱ流らしい・・よ。

(子供のころ、お行儀が悪いとおこられていたらしいけど、

それが心地よくって、やめられないんだって)

 

ある時、せっかくのお山ごはんなのに、朝マックを食べ過ぎて、

お腹があまり減らなかったらしく、やすがっぱもまゆがっぱも

軽く食べて、お昼寝を先行していた。

お昼寝から先に目覚めたまゆがっぱが何かもそもそと

不穏な動きをはじめた。

お腹がすいたらしい・・・

多分、まゆがっぱのことだから、気持ちよく寝ている

やすがっぱを起こさぬよう気をつけながら、なるべく音をたてないよう・・・

そして、おいしくお肉が焼きあがったら、

起こそうとしていたんだとは思うんだけどね。

 

シングルバーナーを組み立てて、火をつけるのが苦手なくせに、

結構がんばって、お肉を焼き始めたまゆがっぱだったけど、

お肉の焼ける良い匂いとジュッーという音で、とうとう

やすがっぱも目をさましてしまったんだ。

やすがっぱに、そっと背中を向けて、隠すようにして、

まずは味見で一足先にお肉を食べようとしたその時を

見つかってしまった。それを見つけたやすがっぱは

まゆがっぱが可笑しくて、可愛くって大笑いだったよねぇ・・

なんて楽しい二人なんだろう・・・

 

3.林道工事中の「2411」 編

 

やすがっぱとまゆがっぱは、久しぶりに二人の合言葉「2411」を探検しに行った。

二人の合言葉「2411」は、秋山を越えて、富士山に向かって

進む途中にある工事中の山道である。

リニアモーターカーの試験場があるその向かいに連なる山々。

その「2411」は、道志につながるのかなぁ・・・

林道工事が進められている。やすがっぱはその林道がどこまで、

進んだのかいつも興味津津で、二人は、確かめようと、

何度かこれまで「2411」に足を運んでいる。

一日中、頑張って歩いて行ったこともあるし、

こっそり車で忍び込んで行ったこともあるんだけど、

行くたびに、いろんな動物たちと出会うことも多くて、

それが2人の大きな楽しみになっているみたいなんだ。

 

車で行った時には、まだ大人になりきっていないイノ君に出会った。

驚いて逃げようとするイノ君が山の斜面を登ろうとするけど、

ずり落ちゃったり、今度は反対斜面を下ろうとしたけど、

傾斜が急で怖くて下れなくて、バタバタしていたその動作がドン臭いけど、

可愛くて・・さ。

二人のイノシシに対する印象が猪突猛進から

ドン臭可愛いにかわった瞬間だったし、

最近ではほとんど出会うことが

できなくなったうさぴょんも元気に走り回ってた。

歩いて登った時には、夏の時期で、

暑さが苦手なアナグマさんに出会ったっけ・・・

日射病でフラフラしながら道を歩いてたアナグマさん、

やすがっぱが後ろを歩いているのに、全然気がつかないことがあったよなぁ・・

ヌケ作なとこが愛嬌あって笑っちゃったんだ。

 

往きの道すがらに置いた(唐揚げだったかなぁ?)

その揚げ物の切れ端が、帰り道にはなくなっていて、

誰かが食べにきたらしいと、二人はワクワクして楽しんでたりもしてたよねぇ。

だけど、帰り道、日が暮れて暗くなってしまった時、

山の斜面でガサガサと動物が動く気配がしたんだ。

見えない斜面の上から追ってくるような木々が揺れる物音と

低い「うぅー」という唸り声がしたとき・・・

まゆがっぱの普段の強がりはいっぺんに吹き飛んで、

ただただ黙って、そそくさと首をすくめて歩きだした。

怖かったくせに、後になって、あの唸り声は「絶対、熊さん」

「熊さんに会ってみたい・・」って言い続けてる。

遭遇したら、ビビるくせに・・・ね

 

そして、今回は自転車で「2411」の林道が、

どこまで完成したのか確かめに、やすがっぱは自分のマウンテンバイクで、

まゆがっぱはレンタルの電動自転車で探検開始した。

まゆがっぱは、じつは電動自転車に乗ってみるのは2回目。

後ろからやすがっぱが来なくて、ルンルンよりも不安が大きくなって、

きた坂道を戻り始めた。

まゆがっぱは戻るうち、こんなに距離が開いてるのはおかしい・・

と思い始めてた。と、その時、やすがっぱがロードバイクではなくて、

歩いて坂道をのぼってきた。ロードバイクがガタボコ道で、

走り始めてすぐにパンクしちゃったんだって・・・

 

ロードバイクをそこへ置き、歩いてきたから時間がかかったんだね。

そこからは、やすがっぱと電動自転車の二人乗り。

急坂はさすがに電動自転車でも、前に進めなかったけど、

そんな時はまゆがっぱが自転車で、やすがっぱは走ったりしながら、

アクシデントなんか気にせず、「2411」を楽しんでた。

さすがに、林道がどこまで進んだかの確認はできなかったけど、

眺めの良いひらけたところで、

塩むすびや卵焼きややきそばやたこ焼きをほおばり、

腹ごしらえとやえがっぱはお昼寝までも楽しんだよっ。

 

帰り道は一気に2人乗りでジェットコースターみたいだったね・・

ガタボのとこでは、まゆがっぱがお尻が痛いと絶叫・・

ガタンとなる時は教えろとか、前がやすがっぱの背中で見えないから

まがる時は教えろとか随分、偉そうにしてた・・・らしいよねぁ・・

そんな時、やすがっぱがリュックをクッションみたく

お尻の下にひいてみたら・・とやってみたら大正解。

まゆがっぱのお尻も元気になった。

今度は電動自転車2台と僕ら5がっぱは沢をつたって、

林道の進み具合を確認しに皆で行くんだ!楽しみだね。

 

4.伊勢海老釣り 編

 

ある年のお盆、やすがっぱとまゆかっぱは

海沿いのやすがっぱのお母さんのお墓にお参りに出かけた。

僕たち5がっぱは、海が楽しみでワクワク!いつものお出かけのときに

手渡される500円玉をそれぞれ握りしめて、

2人とは別に川を下り、海に向かって出発した。

海にたどり着いて、僕たち5がっぱは、500円玉で、

遊覧船に乗ったり、イカの丸焼きをほおばったりして大満足。

いつも500円玉は、あっという間になくなっていくから、

値上げ交渉中なんだけどね・・

なかなかまゆがっぱが手ごわい・・・んだなぁ。

 

お墓参りを終えたやす&まゆがっパを見つけたんだけど、

海沿いの町で、なんか大騒ぎしている・・・

近くに行ってみると、

まゆがっぱは、伊勢海老釣りに挑戦していた。

ホントなら1匹しか釣ってはいけないらしいんだけど・・・

まゆがっぱはどうしてもやすがっぱと一緒に伊勢海老を

食べたかったんだろうなぁ・・

1匹釣った後、まゆがっぱは、その釣った伊勢海老を

やすがっぱに即座に手渡し、釣り糸を手で補強しなおして

(まゆがっぱのここが抜け目ない凄さ・・・

と僕たち5がっぱは確信しているんだぁ)

そして、まゆがっぱは執念で2匹目もGet。

まゆがっぱはすっごく嬉しかったんだろうな・・・

やりきった感満載のドヤ顔でさ・・僕ら5がっぱもそうだけど、

それを見たやすがっぱも苦笑してたよ・・・

 

なんで・・・そんなに・・と知らない人達は思うだろうけど・・

僕らにはわかるんだぁ・・・

まゆがっぱは1匹だと海老大好きなまゆがっぱに食べろって、

やすがっぱはきっと食べないから・・・

どうしてもやすがっぱの分を釣りたかったんだって・・・。

嬉しいことやおいしいものは一人じぁなくて、一緒がもっと嬉しいし、

もっと楽しいし、もっおいしいんだって、僕らにいつも言ってる・・・

たぶん、やすがっぱも同じ思い、

楽しいこと・おいしいものはまず大事な人にって・・・

だから一緒に食べることができるように2匹だったんだ・・・

と僕らは思ってる・・・まゆがっぱってそういう人なんだよ。

 

5.酸っぱいプラムの想いで 編

 

今日も富士山をめざして、やすがっぱとまゆがっぱの休日が始まった。

まずは食料の調達・・・だ。

2人とも好きな物をどんどん買い物かごに放り込む。

僕ら5がっぱも隙をみて、おいしそうな物を見つけては、

そっと買い物かごに投げ込む・・・

なんて言ったって、500円玉だけでは、おこずかい不足だからねっ・・・

 

僕ら5がっぱとまゆがっぱはやすがっぱより一足先に、

果物・野菜コーナーを回り、お肉コーナーへ進んだ。

果物コーナーには、やすがっぱが好きそうなプラムが並んでいたけど、

「やわらかくって、酸っぱくなさそうだから・・」って、絶対言うだろうから、

やめとこうねって、僕ら5がっぱに言いながら、

自分と僕ら5がっぱの大好きな焼き芋だけは

しっかり買い物かごに投入して、お肉を物色。

そこへやすがっぱが追いついてきて、

見ると、プラムのはいった袋をぶら下げている。

プラム売り場で一番青くて酸っぱそうなのを持ってきた

・・と嬉しそうに言ってた。

それを見たまゆがっぱは何か嬉しそうにしてたんだ・・・。

やすがっぱがプラムを好きになったのは、

長瀞の自転車旅だったなぁ・・・と思い出を回想してたみたい・・・

 

僕ら5がっぱがやすがっぱとまゆがっぱに出会った頃、

2人は、自転車ツーリングにはまっていた。

だから、僕ら5がっぱは釜トンネルを

必死に自転車で越えてきた2と出会えたんだけどね

 

2人は、やすがっぱのツーリングが好きな友達に誘われて、

長瀞に出かけた。

絶好のツーリング日和???お日様が川岸の遊歩道をこれでもか・・

という位に照らし、流れる川の水は眩しいくらいに

キラキラ輝いていた。

やすがっぱとやすがっぱのお友達とまゆがっぱは、

荒川沿いの土手をどんどこどんどこ進む。

3人を見ながら、僕ら5がっぱは川をスイスイ進む。

そして、3人は川から遠ざかり、国道をさらに炎天下の中、

長瀞を目指して進んでいった。

ここで、3人と僕ら5がっぱはゴールの長瀞まで、

別れてすすむことになったんだけど、

この後、まゆがっぱに悲劇が襲ったらしい・・・

強い日差しを遮るものがない国道。

やすがっぱは、まゆがっぱの自転車をこぐ音が

気にかかり始めていた。

シャカシャカシャーというやる気のなさそうな自転車の漕ぎ方・・・

しっかり漕いでると、シャカシャカ・シャカシャカがつづくはずだから。

でも、シャカシャカ漕いでは、シャーで休んでいる・・・

「何で、へそまげているんだろう・・?」って、思ってたらしい。

そんな漕ぎ方だから、やすがっぱとお友達、とまゆがっぱとの距離は

どんどん拡がり、離れていった。

まゆがっぱは、その時、直射日光を後頭部に浴びて、

日射病になってたようで、頭がガンガンと痛んでたみたい・・・

とうとう、見つけたコンビニで止まり、飲み物を買って、

薬を飲んで休みをとった。

よほど、つらかったんだろうな・・・まゆがっぱが休憩をとるなんてさ。

(いつもなら、へこたれるような奴でないはず・・・なんだ)

 

追伸1

まゆがっぱってさぁ、その頃、週5でオフィスガールして、

土日と週1回、その頃大流行してたエアロビクスを教える

インストラクターもやってたんだ・・・

さらに、まゆがっぱのお父さんがまだ元気してたから、

清瀬のお父さんのとこへ毎週通って、

掃除したり、ご飯を作ってたりと、超超大忙しの毎日を送ってた。

ホントの休みなんて、お正月とGWとお盆

くらいしかなかったんじぁないかな。

それでも、それを楽しんで、楽しみつくして、大事に過ごしてた。

その位、へこたれない奴、進むべし、一直線。

(まるで、いの君。だから、いの君にお友達感覚えるんじぁないかな?)

 

「疲れないの?」って、僕ら5がっぱが聞くたび、こう答えるんだ。

やすがっぱと過ごす時間・僕ら5がっぱとの時間があるから、

何でも頑張ちゃうって・・・

そのくらいやすがっぱと僕ら5がっぱが

大好きで大事なんだって。。。

500円からお小遣いを値上げしてくれないまゆがっぱだけど、

僕ら5がっぱもそんなまゆがっぱが大好きなんだ。

 

追伸2

そして、大抵のことではへこたれないまゆがっぱは、

もうひとつ笑っちゃうほどの負けず嫌い。

ぼくら5がっぱと出会う前らしい・・・

やすがっぱから教えてもらったんだけどね・・・

こんなエピソードがあるんだって。。。

身体を動かすいろんなことをやってみたくて、

まゆがっぱは、やすがっぱを誘って、ラフティングとパラグライダー

ツアーに群馬に出かけた時のこと。

ラフティングなら、僕ら5がっぱ、まゆがっぱややすがっぱと出会っていたら・・

一緒にキャイキャイ遊べたのに・・・残念だったなぁ・・・。

川で水しぶきを浴びて、エキサイティングでスリリングな体験だったらしい・・・

そして、午後、今度は空を満喫するワクワク感いっぱいで、

やすがっぱとまゆがっぱはパラグライダーに挑戦したらしいのだが、

ここで、やすがっぱに悲劇が訪れた。

やすがっぱは何でも起用にそつなくこなすことができる、

いわゆるスマートな大人って感じなんだけど、

まゆがっぱは、超ドン臭い・運動神経0なやつだから、

(インストラクターだって、多分、人より何倍も何倍も練習したり、

レーニングしたりして、やり遂げた努力の賜物

なんだと僕ら5がっぱは確信している)

やすがっぱのようにパラグライダーをうまく空に舞いあがらせる

ことができなかったんだって・・・

やすがっぱは数回の練習で、小山の上から、

パラグライダーで空に羽ばたいていった・・・気持ちいいだろうなぁ・・・

まゆがっぱは下から、「いいなぁ。気持ち良さそうだなぁ.」と眺めてたけど、

これだけではおさまらないのがまゆがっぱだよねぇ。

何としても飛ぶ、絶対飛んでやると、ここで、あきらめてはならぬ・・・と鼻息荒く、

何度も、ホントに何度もパラを広げては走り、

広げては走り、寡黙に繰り返したらしい。

結局、見かねた指導員の人がやすがっぱが飛んだ小山ではなく、

その小山の下の丘から飛ばせてくれたんだって・・・

ちょっとだけど、これでまゆがっぱも空を感じることができたらしい。

きちんと風をとらえて空を舞うには無理があったんだろうけど、

その思いの強さに指導員の人が負けたんだと僕ら5がっぱは推測してる・・・

2種目の体験を終えたやすがっぱとまゆががっぱ。

ぼくら5がっぱが知る限り、いつもならやすがっぱとまゆがっぱは、

ここがこうで、ああで、と楽しそうにおしゃべりタイムを過ごすんだけど、

その時のまゆがっぱは、一言もしゃべらなかったらしい・・・

パラグライダーでやすがっぱと同じように

小山から飛べなかったことが悔しくて、ムクれていたんだって。

「何故、怒ってるんだろう」、その時のやすがっぱは、

まだまゆがっぱの恐るべし負けず嫌いをそこまで把握できていなくて、

困惑するばかりだったんだって。

でもね、僕ら5がっぱは思うんだ・・・

まゆがっぱのムクれは、やすがっぱに対しての悔しさっていうより、

飛べなかった自分に対しての悔しさ何だと。

そして、帰り道の途中で見つけた畑の真っ赤なミニトマトをGET

できたことで、そのご機嫌斜めは見事に解消されたんだって・・

ふふふっ。

なんたって、まゆがっぱはアメーバ細胞だからね。

かわいいとこもあるでしょ・・・大目にみてやってよ。。。

でも、大変だったね、やすがっぱ!

その苦悩、僕ら5がっぱもよくわかる・・・よ。

 

(話は沢山、間にはさまってしまったけど、)

休憩をとっていたまゆがっぱのところへ、

友達に先に行ってもらい、宿泊先で落ち合うことにしたやすがっぱが、

戻ってきてくれたんだ。

初めは「どうしたの・・」って、ちょっと怒り気味だったやすがっぱだったけど、

日射病で頭痛がひどかったことを知ると、何で言わなかったの・・・と、

やすがっぱの怒りは心配に変わったんだったよね・・・

まゆがっぱはあの時、一緒には進めなさそうだから、

一人でさがしながら長瀞を目指そう、

少し休んで、薬が効いてきてから、行こうとしてた・・・

心細いとか・・一人でも行けるかな・・とか・・・

やすがっぱとお友達に申し訳ないな・・・とか・・・

いろんな不安を抱えていたと僕ら5がっぱは思うんだ。

そんな時、やすがっぱが戻ってきてくれて・・・

やっぱり、やすがっぱはまゆがっぱと僕ら5がっぱのヒーローだよ!

きっと、一番心強く嬉しかったのはまゆがっぱだろうけどさっ。

無事に2人で長瀞に到着できて、良かったよ。。。

翌日、長瀞からの帰り道は昨日とうってかわって、雨にたたられた。

お友達と別れてから、2人はシャカシャカ、雨の中、シャー休みなしで、

帰り道を飛ばしてた。喉も渇いてきた、

そんな時、見つけたのが道端のプラムの自動販売機。

自販機の前で確か、おかわりもして、2人でプラムにかじりついてた。

思い出の酸っぱいプラムなんだよね・・・

 

今日のプラムも、やすがっぱの見立てで、すっ酸っぱい~!

でも、ジューシーでおいしい!

だけど、僕ら5がっぱは甘くてホクホクの焼き芋がいいなぁ・・・。

6.2022年のトピックス 編

やすがっぱ&まゆがっぱのほほんお山ツアー、

毎年色んな出来事や事件に遭遇するんだけど・・・。

2022年のトピックスは、今のところ、

題して、「まゆがっぱ渾身カレー、お焦げご飯で飯あがれ」かなぁ・・・

まだ数ヶ月あるから決定には」いたらないけどね。

やすがっぱのリクエストである辛―いスパイスカレーをお山に行く前日、

まゆがっぱと僕ら5がっぱは大奮闘で仕込みを始めたんだ。

クミンやら、ターメリックやら、後なんだっけ?そうそう、コリアンダー

色んなスパイスを見つけにスーパーを何件も

めぐったんだぁ。まゆがっぱにとっては、

一からのカレー作りだったみたいで、大騒ぎ。

飴色玉ねぎがカレールゥになることを初めて知ったと言ってた。

玉ねぎから、カレールゥに変身させるまで、どの位かかったろう・・・。

玉ねぎが焦げ付かないように、僕ら5がっぱもまゆがっぱと交代しながら、お鍋の

見張り番をして、玉ねぎをかき混ぜていた。

だけどさ、風と陽は、おさぼりして、お昼寝。調子いいんだよなぁ・・・

飴色玉ねぎができあがり、買ってきたスパイスを放り込み、

ホールトマトと塩をいれてみたけど、酸っぱさが強くて・・・

ここからが大騒ぎだった。

何を入れたらコクがでるんだろう・・・と皆で考え、

バター買いにいったり、生クリーム買いに行ったりして、味を調えることに必死。

ルゥ作りをさぼっていた風と陽がバターやら、生クリームやらおつかいを命じられ、

あっちこっちに走りまわって、買ってきた。

バターや生クリームを入れる毎に、コクがでて、おいしくなっていって、

おさぼりして怒られていた風と陽も、汚名挽回

まゆがっぱのご機嫌が戻り、僕ら5がっぱはほっと胸をなでおろしてた。

何ていったって、明日の500円玉がかかっているからね・・・。

 

当日、僕ら5がっぱは無事、500円玉をGETして、

一足先に僕ら5がっぱお気に入りの秋山の3段風呂へ向かった。

やすがっぱとまゆがっぱが数年前に発見した河原なんだけど、

小ぶりな滝があって、横っちょが3段のお風呂みたくなっていて、

滝から飛び込みしたり、

お風呂のような水貯めで遊んだり、

ヤマメ君やおタマ君と一緒に泳いだりできるところで、

夏の僕ら5がっぱ推奨のひとつなんだ。

今日も良いお天気で、僕ら5がっぱは、

すでにプカプカ木々の下から青空をながめてのんびりタイム。

そこへやすがっぱとまゆがっぱが到着。

いつものごとく、やすがっぱは早く川で遊びたくて、ウズウズ。

カヤつりやご飯の支度など気もそぞろみたい。

心がはやるやすがっぱは、それでもまゆがっぱから命じられていたご飯炊きを済ませ、

一目散に川へ飛び込んだ。

いつもの口癖「ヒャッポー」そして「かっぱも早くおいでよ~」と叫んでいる。

川に来ると、決まってこのパターン、笑っちゃう・・・。

川から上がってきたら、すぐにカレーライスが食べられるように準備して、

まゆがっぱも一足遅れて、川へ。

やすがっぱのいるところへ追いつき、「ご飯まだ大丈夫?」とやすがっぱに聞いた。

「大丈夫、大丈夫!」

とこれも大雑把なやすがっぱの決まり文句・・・だ。

このすぐ後のこと、まゆがっぱはご飯の焦げる匂いに気がついて、

「焦げくさくない???」って、やすがっぱに声をかけた。

やすがっぱもハッとして、慌てて川から飛び出し、飯合を開けてみたら、

底のほうのご飯がだいぶ焦げてたんだぁ。。。

でも、何とか大事にいたらず、

おいしいカレーライスになったんだけどね。

 

おいしくふっくら炊き上がった部分が少なくなっちゃったのは確か。。。

やすがっぱとまゆがっぱならでは・・・のやり取りが始まった。

おいしいカレーをおいしいご飯でたべてほしいまゆがっぱ

自分が炊いたおいしいご飯を食べさせたいやすがっぱ

お互いが、焦げてるほうを自分の器に盛ろうとする・・・

お焦げご飯は2人の器を行ったり来たり・・・

2人で居たら、どんなご飯でも、きっとどっちが食べたとしても、

極上のカレーライスで、焦げなんかちっとも気にならないから、

どっちが食べたっていいじゃん!って

僕ら5がっぱは思うんだけどねぇ・・・

お焦げはそのあとも行ったり来たり・・・・。

やすがっぱとまゆがっぱのいつものやり取り・・・。

そんな二人をお皿プカプカ、とても眩しく眺めてる・・・

7.ぼくら5がっぱの親友 編

ぼくら5がっぱとともに、

やすがっぱとまゆがっぱのワクワクやドキドキを

一緒に分かち合った仲間がいるんだ。。。

 

真っ赤なチェロちゃん!

どんなでこぼこ道だって、どこまでも進んでいける、

デカイ体と大食漢な奴。

頼りがいのある奴。

でも、とうとう煙を吐いて、動かなくなってしまった・・・

きっとチェロちゃんもやすがっぱと

もっとたくさん遊びまわりたかっただろうなぁ。。。

そんなチェロちゃんがいたから、

やすがっぱとまゆがっぱの自転車を頭に乗せて運んでくれたから、

僕ら5がっぱはやすがっぱとまゆがっぱに出会うことができたんだ・・・

ありがとうチェロちゃん!

君のいかした赤色、僕ら5がっぱは大好きだったんだ!!!

 

情けな顔のラパちゃん

ちょうど、やすがっぱが脊髄にできてしまった

背中の痛みと戦って手術をした頃、やすがっぱを

支えてくれてた。

厚木までの道のりをやすがっぱと、

東京では味わうことのできなかった楽しみを見つけて楽しんでたよね。

そして、まゆがっぱを乗せて、愛川にも運んでくれて、

まゆがっぱのお父さんも乗せて、一緒にご飯を食べに行く

ひととき嬉しかったんだぁ。。。

どこにでもいるラパちゃんとちょっと違って、

ウッディで優しいスタイル、とっても可愛かった!

冷房が効かなくなってしまっても、暑い中を一生懸命走ってくれて、

ありがと!

あちこちの駐車場でやすがっぱやまゆがっぱを

早く戻ってきてよぉーて感じでいつも待っていてくれたこと、

僕ら5がっぱも絶対わすれないよ!!!

 

ごめんね、タンちゃん

やすがっぱとまゆがっぱがまだまだ遊びたい一心で、

あちこち連れまわして、脱輪させちゃったり、

ガラスの落ちている広場のガラス

を踏ませてしまってパンクさせちゃったり、

雪の秘密の場所に連れて行かれて、凍結した雪道で動けなくなって、

無理やりエンジンをふかされ続けて、

とうとうタンちゃんの心臓をこわしちゃったんだ、ごめんね・・・

ほんとなら、まだ一緒にあちこち行って、

いろんな発見できてたはずなのに・・

ラパちゃん引退後に、いつもまゆがっぱとまゆがっぱのお父さんが

一緒に居られる時間を応援して、お父さんの最期のときには、

お家まで運んであげてたね。。。

まゆがっぱのお父さんが「この車だ」って、施設の駐車場で、

タンちゃんを覚えていてくれていたことが嬉しかったって、

僕ら5がっぱに自慢してたもんね。。。

僕ら5がっぱと同じで、やすがっぱとまゆがっぱが大好きで、

どこにでも頑張って一緒に行こうとした一番の頑張り屋さんだったと思うんだ、

タンちゃんは!!!

 

ウェイ君、まだまだ沢山あそぼうぜ!

やすがっぱとまゆがっぱ、そして僕ら5がっぱが一緒の時間を楽しむようになって、

20年はとうに超えてる。。。

行け行けガンガンの時期は過ぎて行ったように感じるよ・・・

2人は、無理はしなくなってる・・・でも、

心のキラキラは忘れていない・・・

今できる楽しみを見つける無邪気さが

僕ら5がっぱを安心させてくれる。

これからの時間は、きっとこれまで過ごしてきた時間より

圧倒的に短くなってきているけど、

まだまだウェイ君、ゆっくり、

今だから見えるもの・今だから嬉しくて楽しいこと探しに沢山いろんなとこへ

一緒に行こうね!!!

8.大がっぱ編

 

僕ら5がっぱとまゆがっぱは

大がっぱのちっちゃいとこをいじって楽しんでる!

たとえばお山へ向かう車中で、11時11分になると、

「1111だぁ」とその瞬間を確認できたことを喜んでたり・・・。

混んでる道路から、脇道にそれたりして、前に走っていた車より、

前に進めたりした時はかなり偉そうだ・・・。

なんとなく通り過ぎていくことを、

見つけて楽しもうとする大がっぱが大好きだ。。。

ちっちゃいのは、嬉しいこと・楽しいことだけでなく、

まゆがっぱが以前話したことを気付かずまた話題にしたりすると、

「それ、100万回聞いた!」といじって

ちっちゃいとこはそこでも発揮される。

でっかい体のわりに、ちっちゃいことを・・・と、

まゆがっぱはよく言って笑ってる。

やすがっぱとまゆがっぱ、お互いの良いとこも弱いとこも受け入れていて、

見たり聞いたりすること何でもとてもピュアな出来事に

変えてしまうだよなぁ・・・。

僕ら5がっぱはそこも気に入ってるんだ。

 

今年にはいってから、やすがっぱはお父さんのことで心労が重なっている・・・。

きっとそのせいなんだろうけど、「体力が落ちた、体を動かす気力が、」と

マイナス発言が頻発している・・・。

まゆがっぱは、今やすがっぱが直面している事を既に経験済・・・。

その大変さも、自分の気持ちの持って生き場がないやり切れなさも

わかってるから、言葉をうまくかけることができないみたい・・・。

大丈夫だよ・・・やすがっぱ。。。

あんまり考えあぐねず、頑張りすぎずに過ごそうよ・・・。

僕ら5がっぱとまゆがっぱがいつも傍にいるよ・・・。

ほんのひととき、力を抜ける時間には僕ら5がっぱとまゆがっぱが

大奮闘するからさ・・・。

楽しみにしててよね。。。

9.みの虫スタイルがお気に入り

 

寒さが厳しくなり始めた・・・

お山で過ごす時、吐く息が白くなってきたもんね・・・

何年か前、やすがっぱのリクエストで、まゆがっぱは

カフカ羽毛の寝袋

(この寝袋、僕ら5がっぱとやすがっぱ・まゆがっぱは「みの虫」と命名)を

やすがっぱには紺色を贈り、そして自分には小豆色の寝袋を買った。

いつも、やすがっぱのお誕生日やクリスマスに、

まゆがっぱは、やすがっぱの喜ぶものを贈りたいなぁと思って

「何かほしいものない?」と聞いてみてるんだけど、

返ってくる言葉は「何もいらないよ・・・」っていう返事しかかえってこないから、

いつも寂しく思ってたんだ・・・。

たまにはさぁ、ぼくら5がっぱにも聞いてよぉ~そりゃ、

いつもあれ欲しい、これ欲しいとおねだり上手な僕たちは

まゆがっぱに沢山のリクエスト繰り返してばかりだけどさぁ、

へっへっ。

だ・け・ど、受け入れてもらえる確率は千分の1くらいなんだぁ、

トホホだよね。

 

最近、寒くなってきて、まゆがっぱがプレゼントみの虫が大活躍してる・・・。

お昼寝タイムでも、みの虫にくるまって、白い息をはきながら、

ほかほかで富士山や青い空をあおぎながらのお昼寝タイムを満喫している。

僕ら5がっぱはというと、やすがっぱのみの虫には潜り込む隙間が

ほぼなくて(一人でパンパンだから)、まゆがっぱの寝袋に潜り込む。

蹴飛ばされたり、殴られたりと覚悟は必要だけどね!

あったかで気持ちいいよぉ~

このみの虫、・・・。

まゆがっぱは良いプレゼントができたなぁとご満悦で過ごしてきた。

 

みの虫を持って、冬の御殿場御胎内温泉近くの公園をお散歩した時も、

みの虫持って行って、落ち葉のカーペットの中でお昼寝して、

閉園間近になり、公園の係りの人が心配して迎えにきた事もあったよねぇ・・・。

 

まゆがっぱのご満悦のみの虫なんだけど、やすがっぱは自分が買ったものだと、

ずっと思い違いをしていたことが、ついこの間発覚した。

風(ふぅ)もそうだけど、やすがっぱらしい・・・。

ザックリ大雑把なやすがっぱで笑っちゃっうよねぇ・・

 

やすがっぱもやってくれるけど、まゆがっぱだってさぁ、

なかなかのおとぼけぶりで驚かされることがいっぱい・・・。

お山に向かう車中、やすがっぱはよく流れる曲を口ずさむ・・・。

中島みゆきの曲で「時代は回るよ~」を「4時台は回る」と

まゆがっぱは聞こえてらしく、「どうして4時台はまわるのかねぇ」

と不思議を言葉にしたら、やすがっぱに大笑いされてた。

 

これも車中での出来事だけど、ラーメン屋さんの看板を見て、

豚の骨でスープを作ってるから、「トンコツ」なんだぁと初めて気がついたらしく、

これにも、やすがっぱは苦笑していた・・・。

あと、YMCAの歌は、西城秀樹のオリジナルの歌だと信じてた。

 

本人はどこまでも真面目だから、変な奴なんだぁ、まゆがっぱって。。。

やすがっぱもまゆがっぱもいい勝負だと僕ら5がっぱは思ってる。

うん、間違いない!!!

 

今年の冬も寒くなりそうだから、お気に入りのみの虫持って、出かけよう!

楽しみだね。。。ワクワク。。。

9.クマが出た~ぁ編

 

まだ僕ら5がっぱと出会う前の出来事を

まゆがっぱが教えてくれた。

道志を抜けた先の山中湖での笑い話だ。

山中湖なら、僕らもやすがっぱとまゆがっぱと

一緒によく出かけるけど、そんなことがあったんだねぇ・・・

山中湖を見下ろすことができる眺望抜群の丘、パノラマ台。

お天気が良いと、さんさんと陽の光を浴びて、

心地よく吹く風に、ススキの穂先や葦の葉がなびいて

山中湖や富士山・その先には南アルプス

眺めることができる絶景で、とても気持ちがいいとこだよね。。。

でもパノラマ台は、人気スポットだから、

訪れる人が多いのが、難点なんだ。

何て言ったって、2人はぼっちキャンプならぬ

ぼっちピクニックを楽しむことが最優先だからね。

 

そのパノラマ台から三国峠に向かう

ハイキングコースで事件は起こったらしい・・・

展望台からハイキングコースを進んでいくと、

あっという間に人は少なくなって、アップダウンの山道が続いていく。

そんな時、いつも、登り道はまゆがっぱが意気揚々と先を行く、

そして下りになった途端に、

やすがっぱが 俄然元気になり、先を進んでいく。

これはいつものお決まりで、

僕ら5がっぱだってよく知っている光景。

いつものように林の下り斜面で、先に歩を進めていたやすがっぱが

「クマだぁ~」と叫んだ。

アタフタ慌てまくってたんだって・・・

きっと、やすがっぱは、その瞬間、目に映ったそのクマ2頭に対し、

どうすべきか頭の中がグルグルしてたんだろうなぁ。。。

「えっ!」とまゆがっぱがやすがっぱの後ろかはら

すくっと顔を出して見た次の瞬間、

クマ2頭の後ろにはリードを持ったおじさんがいて、

やすがっぱとまゆがっぱの慌てぶりに、

おじさんは「いやーよく間違われるんですよぉ、ハハハッ」

って笑ってたんだって。

クマではなく犬2頭と判明。

良かった、良かった、クマじぁなくてね・・・。

 

山中湖のホッコリ思い出。僕ら5がっぱもある!!

やすがっぱもまゆがっぱも思い出してよぉ~。

山中湖の湖畔の階段を上るあずま屋でのブレイクタイム。

あずま屋を占領して、夜景を楽しみながら、

ピザをテイクアウトして、あったかコーヒーいれて、

のほほんしたことを。。。

なんか楽しかったんだよなぁ・・・

まゆがっぱなんか、「極上の贅沢だねぇ・・・」

って言ってたじゃん。

そんな時間を大事って、幸せって、

感じれるってステキなことだよぉ!

おわり

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まゆがっぱの独り言&5がっぱの5がっぱ言

晩秋のある休日

日差しが柔らかくて、心地よいかっぱ亭のベランダ。。。

洗濯物を干し始めたその時、カサカサと壁に向かって何かが飛んできた。

シオカラトンボみたい・・・

洗濯物を干す手を止めて、そっーと近くによってみたまゆがっぱ。

すかさず僕ら5がっぱも飛んでいって、皆でしゃがみこんで、

トンボ君を驚かさないようにじっと眺めた。

どうして、こんなとこに飛んできたんだろう?

太陽がどんどん登りはじめて、ベランダは絶好の日光浴場になった。

すると、トンボ君は明るい日差しの中へ羽をキラキラさせながら飛び立っていった。

ちゃんとお家に帰れるといいなぁ・・・

僕ら5がっぱはトンボ君とお話した。。。

このベランダで、元気と力を充電する為に飛んできたこと、

まゆがっぱの元気な様子を見て、僕ら5がっぱの笑い声を聞いて、暖かな日差しを浴びにきたこと、

そして、飛び立つときには、羽根をキラキラさせて、「元気になったよ!また頑張って飛んでいくね」

「僕も頑張るから、皆も頑張ってね!」

って、トンボ君は空高く飛んで行った・・・

5がっぱはいいなぁ・・・トンボ君と話ができて・・・とまゆがっぱはふくれていけど・・・次の瞬間、

そっか~トンボ君が元気に飛び立ったのなら、まゆがっぱも頑張るかぁと、

じゃ、JUMPで頑張ってくる・・・と張り切って出かけたまゆがっぱ。

頑張るの、そっちぃ~?!・・・まぁいいかぁ、僕ら5がっぱも甲羅干しにでかけよっ!

お天気で、ポカポカ陽気はステキな事があって、いいね。。。

 

おわり

ひとり言


「かっぱ」は日本中の川や湖や沼など水が豊富にあるところで暮らしていました。

 

何故にその「かっぱ」は急に姿を消してしまったのでしょうか?

明治時代の初め頃までは実際に「かっぱ」を見た人が存在していました。

「かっぱ」がいなくなりだしたのは、つい100年ほど前の事になります。「かっぱ」たちの数がどんどん減るようになってきたのは悲しいかな人間たちとの暮らしと関係が深いようです。


洪水を防ぐためや、田んぼに水を引くために川のかたちを変えていったためです。船を通すために運河もどんどんつくりました。


自然の岸辺でたくさんの動物や虫などと一緒に暮らしていた「かっぱ」にとって、水辺が人間たちの都合の良いように変えられてしまいとても生活しにくくなりました。
大正・昭和と日本は、近代化のために川の岸はコンクリートで固められ、川底はえぐられて平らにされあちこちにダムが建設されました。おまけに、日本中の川辺につくられた町や工場からは汚い工業排水や生活排水などが流れ込むようになりました。

ついには山奥の川まで水力発電のためにダムがつくられたり、ゴルフ場の開発が進みました。

そう、かっぱ達が姿を消すのにさほど時間はかからなかったのです・・・・・・・。

Various ways of feeling   How to feel and think

Feeling
感じ方は人間と同じだね。。。

ある若く元気なかっぱは、高い山に登りました。そこには、もう木々はなく草もなくゴツゴツとした岩ばかり。人間は、好んでこういう場所に登り大自然との一体感を味わい、頂上から下界を見下ろす。さらに上を見上げてなお広がる大空を見上げては限界を知ると言う。この大地なる地球、宇宙とまで融合したが如く一体感を感じるのだそうだ。そこには何の見栄も外聞もなく、ただそのままのちっぽけな自分。その感じ方は、僕らかっぱとおなじである。そんな人間となら仲良くやっていけるだろうに、と想う。

 

thinking
考え方は人間と違うね。。。

おいしそうな食べ物を目の前にすると、喉の奥から食べ物を消化しやすく流れてくるものがある。それをゴクリと飲みこんで、一口ほおばる。至福の喜びを口もとの筋肉をたるませながら「ほっぺたがおちそうなおいしさ」と言うけど、かっぱ達にはそう表現する事がない。僕らは「甲羅が取れてしまいそうな」と表現し、丁度良いところで食べ過ぎないようにしている。だから、かっぱは長生きで、妙薬に頼らず病気も少ない。もちろん太る事は絶対ない。
あと、お酒を飲んだときに「五臓六腑に染み渡る」とは、かっぱ達が言い始めた言葉だって知っていた?
体をしゃんとする為の神水(酒)のつくり方を人間達に口伝したのはなんせ、僕らの先祖だもんね。でも、お酒の正しい飲み方も伝えていたんだけど、限度を知らない、自分を抑える事ができない人間は、神水(酒)で体の調子をおかしくしたり、我を忘れてしまう。全く、人間という者は。体に良いものが悪いものに変わる事は、体の構造上ではなく、意志の問題だと言う事が分ってないんですねぇ。いや、分かってても止められないのでしょう。
お酒と言うものを人間に教えた私達にも責任はあるのでしょうか?いや、その時の人間は我々とそう変わらない種族であったと思われます。