5kappafamily’s blog

知人と一緒に童話を作成しています。これから挿絵を入れて絵本にしたいと思います。

Various ways of feeling   How to feel and think

Feeling
感じ方は人間と同じだね。。。

ある若く元気なかっぱは、高い山に登りました。そこには、もう木々はなく草もなくゴツゴツとした岩ばかり。人間は、好んでこういう場所に登り大自然との一体感を味わい、頂上から下界を見下ろす。さらに上を見上げてなお広がる大空を見上げては限界を知ると言う。この大地なる地球、宇宙とまで融合したが如く一体感を感じるのだそうだ。そこには何の見栄も外聞もなく、ただそのままのちっぽけな自分。その感じ方は、僕らかっぱとおなじである。そんな人間となら仲良くやっていけるだろうに、と想う。

 

thinking
考え方は人間と違うね。。。

おいしそうな食べ物を目の前にすると、喉の奥から食べ物を消化しやすく流れてくるものがある。それをゴクリと飲みこんで、一口ほおばる。至福の喜びを口もとの筋肉をたるませながら「ほっぺたがおちそうなおいしさ」と言うけど、かっぱ達にはそう表現する事がない。僕らは「甲羅が取れてしまいそうな」と表現し、丁度良いところで食べ過ぎないようにしている。だから、かっぱは長生きで、妙薬に頼らず病気も少ない。もちろん太る事は絶対ない。
あと、お酒を飲んだときに「五臓六腑に染み渡る」とは、かっぱ達が言い始めた言葉だって知っていた?
体をしゃんとする為の神水(酒)のつくり方を人間達に口伝したのはなんせ、僕らの先祖だもんね。でも、お酒の正しい飲み方も伝えていたんだけど、限度を知らない、自分を抑える事ができない人間は、神水(酒)で体の調子をおかしくしたり、我を忘れてしまう。全く、人間という者は。体に良いものが悪いものに変わる事は、体の構造上ではなく、意志の問題だと言う事が分ってないんですねぇ。いや、分かってても止められないのでしょう。
お酒と言うものを人間に教えた私達にも責任はあるのでしょうか?いや、その時の人間は我々とそう変わらない種族であったと思われます。